在宅での看取り
久しぶりの在宅での看取りとなりました。
ベッドには亡くなられた奥様が寝ています。
そばには、ご主人と息子。お願いして写真を撮らせていただきました。
在宅での看取りなので、息を引き取った後、身体をきれいにしたりやお化粧も家族といっしょに行いました。死化粧はお孫さん。
明日、緩和ケア病棟に入院の予定となっていたところ、夕方に急変し、主治医サイドから連絡。緩和ケアへの入院するメリットがなく、自宅で家族が看るとのとこでした。その日から、昨日亡くなるまで毎日訪問。10日程しかなかった時間で、緩和ケアと家族ケア。普通なら数か月単位で取り組むことを1週間という時間で。
亡くなられたのは、夜間でしたが、この日の日中はお孫さんの高校最後の文化祭と別に遠方にいるお孫さんの行事。お孫さんにとっては、ともに大きなイベントです。
まるで、これらが終わるのを待っていたかのような頑張りでした。
そして、最期はやっぱり、ご主人の顔を一度見てから、静かに、スーっと呼吸が止まったと。
最後は、悲しみの中にも、家族が満足して死を迎えられたと思います。ご本人も、在宅で最期を望んでみえたので、喜んでもらえたはずと思い、冥福を捧げます。
C・K