山の幸は
休日、田舎に帰りました。
大好物のタラ芽の天ぷらがこの時期には、食卓に出てきます。美味しい美味しいといつも食べるばかりで、収穫している苦労はさて知らず。
父のあとをついて行き、驚き。
ながーく伸びるハサミを担いで行くと、なんと、えらく長く延びた木の枝先にあのタラ芽が、ぽつりぽつりと。
その先を、ながーいハサミでちょきんと切り落とす。でも草むらに落下したタラ芽は見つけにくい。一人では至難の技。おまけにタラの木はバラも顔負けなくらいトゲトゲがすごい。むやみに触れば指先に刺さる。
父の切り落としたタラ芽を、私が下でキャッチならず、拾う。そこには、いっぱいワラビも生えていた。タラ芽をとったら今度はワラビを収穫した。
子供の頃父母と収穫したことを思い出した。毎日仕事に追われて過ごす日々。こんな、忘れかけていた山の生活を、しみじみと思い出した。やっぱり、私は山が大好き